2025年3月31日

好きな柄を日常に取り入れて楽しむ

風呂敷は箱状のものはもちろんのこと、瓶ものや丸いものなども
工夫することで包むことが出来るため、お使いなどにはとても便
利です。

しかし時代の流れとともに紙袋やレジ袋などのお手軽で便利な袋の
登場で、一時期見かけることが少なくなりました。

けれどもそのおしゃれなデザインや、エコロジーの観念からして
繰り返し使えるというメリットに、再び風呂敷は現代風に変化し
ながら脚光を浴びています。

まだまだ古いとか地味なんていうイメージのままの方も多いですが、
例えば昔ながらの模様を残しつつ、そこに新しいデザインを加えて
みたりと色々な変化をしてきているのです。

おつかいものやお弁当を包んだり、バッグにしたりタペストリーに
したりと、その使い方や楽しみ方も従来のものだけでなく、現代風に
新たなアレンジも施されている風呂敷。

またデザインそのものも大きく変化しており、昔ながらの情緒ある
落ち着いたデザインの風呂敷も当然ありますが、現代風の幾何学模様や
キャラクターなどの絵柄、包むと立体的になる可愛らしいものまで、
実にさまざまです。

デザインを楽しめる風呂敷

ラッピングに利用してプレゼントするのも良いとされ、そのデザインや
使い勝手の良さは海外からも注目が集まっています。

国際化が進んでいるからこそ、私たちは日本人として改めて日本の文化を
見直し、学んでいくことで、海外の方にも正しい知識を伝えられるのでは
ないでしょうか。

風呂敷も、日本の大切な伝統文化の一つなのです。

20世紀後半から始まったエコの取り組みと影響

エコとはエコロジーの略で英語で生態学を意味する言葉ですが、人間と環境
の調和を示す意味で使われます。

環境にプラスとなるような活動のことをエコ活動と言ったり、環境への影響に
配慮した製品や包装の設計の事をエコデザインと呼んだり、環境改善のための
投資のことをエコ投資と呼んだりします。エコに取り組める風呂敷

一方で経済や節約という意味のエコノミー
の略でエコと言うこともありますが、
まずは環境関連を指す方が一般的なよう
です。

また、エコ投資の例でも分かる通り環境と
経済は密接につながっているので両方を指す
ケースも増えています。

20世紀には材料やエネルギーなどの急速な文明の発達に伴い、地球環境の悪化が
進みました。工場廃液による水質汚濁、海洋汚染や排気による大気汚染が人々の
健康や生態系に悪影響を及ぼし、社会問題となるに至り、地球規模で環境に配慮
した製品設計や政策が求められるようになりました。

そのきっかけとなったのは1972年に国際連合がストックホルムで開いた、人間と環
境に関する最初の国際会議です。この頃の議論の中心は生態系の保護にあり、1972年の
国際会議をきっかけに20世紀後半は世界的に地球規模で環境問題を考えなければなら
ないという意識が高まり、企業の活動や政府の政策にもエコという語が利用されるよ
うになりました。